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事あるごとに阪急「コウペンちゃん号」を追っかけております。

ということで、この日は阪急京都線大山崎駅でした。

ここは駅ホームからお手軽に撮れるポイントです。

先頭を正面に捕らえることができるため、

シャッター速度を抑えることができるのも利点です。

なぜシャッター速度を遅くする必要があるかというと、

最近のLED行先表示は、

人の目には分からない速さで点滅しているので、

カメラの高速シャッターで撮ると、

綺麗に写らないんですね。

現在の撮り鉄を悩ますLED問題です。

高速で走る列車は、

シャッター速度も速くしないと、列車全体がブレてしまいます。

撮るからには、見た目通りに綺麗に撮りたい、

列車全体をしっかり止めるには、シャッター速度を速くする必要があります。

ただLEDを綺麗に写したいと、そちらに気を取られると

シャッター速度を遅くする必要があるので、

列車がぶれてしまう可能性が高い。

そこをどのくらいで折り合いをつけるのか、

そこが、なかなか悩ましいところなのです。

また列車先頭を正面で撮ると、なぜシャッター速度を遅くできるのかというと、

見た目の物体移動が、

横から撮るよりも、迫ってくる正面の方が、

スローに見えるのです。

これは撮影をして経験すると、なるほどと思うのですが、

文章で簡単に説明するとこんな感じです。

なんか、鉄道写真の基本講座になってしまいましたが、

今回のこの画像、

期間限定、阪急「コウペンちゃん号」のチャームポイント。

まず先頭に乗るぬいぐるみ、

さらにLEDの行き先方案内表示にもコウペンちゃんが居るので、

それも併せて綺麗に撮りたいと思うと、

シャッター速度をしっかり考える必要があるのです。

阪急の現LEDは1/250秒以下のシャッター速度が必要なのは、

以前の経験から分かっていたので、

1/250秒でカメラをセット。

この日はどんよりした曇り空でしたので、

フロントガラスに写り込みも無く、

綺麗にコウペンちゃんのぬいぐるみが見え、

LEDもくっきり。

「コウペンちゃん号」しっかりと頂きました。

阪急電鉄京都線大山崎 2021年10月19日撮影