
ツアーの下見のお話はちょっとお休みして、
昨日の京都五山の送り火のお話をさせて頂きます。
8月16日は、京都のお盆の締めくくり、
五山の送り火の日です。
全国的にお盆休みは15日まで、というイメージですが、
京都は、この送り火の16日までという雰囲気が強いのです。
京都の地場の企業の多くは、
16日までお盆休みのところが多いようです。
今まで会社員として働いていると、
この16日は仕事で、
なかなか送り火を見に行くことができなかったのですが、
フリーになり、
自由に調節できるようになったものの、
新型コロナ禍で2年ほど縮小した形での点火で、
完全な形での開催は3年ぶりということで、
今年こそは!と、
いちばん大きな大文字と、叡電を撮影しようと
計画を立てていたのです。
移動手段は、自転車。
京都の街を移動するには、こまめな機動力があって、
一番便利な移動手段です。
だがですよ!
点火予定の20時の1時間前になって、物凄い雷&豪雨。
今年はダメかなぁ~半ば諦めていたのですが、
雨が止みました!
時計は19時59分。
大文字のポイントへはちょっと厳しいかと思ったので、
ではと第二候補として考えていた、
嵐電と左大文字のポイントへと急行!
送り火は、一番東の大文字から始まり、
五山が順に西へ点火されていくので、
左大文字は20時15分の点火です。
ここなら、間に合いそうと思い、向かったのでした。
撮影ポイントに着くと、時間は20時13分。
間に合いました。
実はこのポイント、鉄道写真家のOさんが、
この西大路三条で、嵐電と左大文字を過去に撮られていて、
一度トライしたいと思っていた場所なのでした。
横断歩道の真ん中からだと、
大の字も見えて、
嵐電の電車が、上手い具合に青信号中に西大路通りを渡っていくと
教わっていたのです。
一応と思って、
先日の昼間にポイントをチェックしていたのです。
信号と、電車が西大路通りを渡るタイミング、
大の字が見えるポイント、全て確認はできていました。
そして、現地到着。
ここで2度目の、だがですよ!
間に合ったものの、西大路通り北行きが、物凄い渋滞。
ここだと思っていた横断歩道のポイントに立つと、
車のお尻がずらり。嵐電も車に埋もれてしまいます。
オ~、ノー~~。
予定が全て狂いました。
すでに、左大文字も点火され、
撮影タイムに入っています。
ただ左大文字を撮ればいいという訳でもなく、
今回は鉄道写真です。
嵐電が写らないと、意味がありません。
しかも、綺麗に大の字が見えるのは、このポイントくらいしか無いなぁ~と、
昼間に来た時に認識していたのです。
さらに、送り火の火が消えるまでになんとかしないと!
という焦り。
右往左往して、ちょっと場所を変え、
何とか大の字が見えた!と
カメラを構えると、
昨今の車のLEDライトが強烈。
さらに、渋滞のため、
電車が西大路通りを渡るタイミングも、
青信号のタイミングとズレいています。
こりゃぁダメだと、
場所を変えてみることにしました。
そして何とか、大の字らしく見える場所を見つけて、
撮ったのがこちら、
左大文字何とか見えてますよね?(笑)
線路に近づきすぎて、
望遠レンズで、
大の字を大きくとらえることもできず。
さらに、
向かってくる車のライトをできるだけ目立たない様にして、
なんとかしました。
っていう今日の一枚です。
京福電鉄嵐山本線西大路三条 2022年8月16日
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