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1997年、バンコク西郊外メークロン。

線路端の、というより線路上のマーケットということで、

今では超有名な観光スポットとなっているのですが、

当時は、まだ知る人ぞ知る!という場所でした。

お客を乗せて営業している線路端に、

線路を覆いつくす様に、日よけテントが張られ、

線路ギリギリまで、売り物が置かれている市場です。

それが、列車が通過するときだけ、

テントがものの見事に、

畳まれて、列車が通過して行くという、

今でもその光景は変わっていないようです。

バンコクのちょっとしたローカルターミナルでは、

線路端でモノを売っているのは、

ちょくちょく見かけたのですが、

ここまで強烈な場所は、ありませんでした。

なるほど、有名になるわけだ。

画像の奥に佇む気動車は、

日本製。

ただ整備不良で、

日本では考えられないような、

満身創痍の状況で走っておりました。

この後、この列車でこの線路を通って、

バンコクへと戻ったのでした。

タイ タイ国鉄メークロン線メークロン 1997年2月4日撮影