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広島県備後地方尾道。

かつて隣町の福山市に住んでいたこともあったので、

馴染みの町なのですが、

当時は、鉄道写真熱がちょっと冷めかけていたこともあり、

このポイントで撮影したことはありませんでした。

絶景が撮れる場所として、

近年有名になりつつある場所です。

近年になって、

このポイントでも撮っておきたかった~。。。

と思い出し、

広島方面へ行くチャンスがある度に、

尾道にちょっと寄れないかと、

画策していたのです。

また、時間が取れても、

いざ当日になると天気が悪く、

断念を繰り返していたのでした。



そしてこの度、念願が叶い、

このポイント、尾道大橋に立ってたのでした。

この日は、京都から西に向かう車窓は、

陽が差し込み、今日はいいぞ!と、

期待が膨らみます。

がしかし、

福山の手前、岡山の笠岡までやって来たところで、

福山方面の西の空にどんよりとした、

分厚い雲の塊が見え始めました。

嫌な予感が…

いやいや、福山を通り過ぎたら、

この雲の塊を抜けるかもしれないからと、

期待を込めて、そのまま予定通り、尾道駅に到着。

尾道の町は、

昔とは見違えるほど観光客に人気になっていました。

そして気になるのは空模様です。

日差しはあるが、

駅の裏手の空は、なんだか雲がどんより。

チャンスはある。

せっかくなので、行ってみよう!



ということで、現地までの行程を検索。

Googleマップの経路検索でバスも簡単に調べられるとは、

いい時代になりました。

ササっと調べると、

思いもしなかった、目の前の海、

尾道水道を渡船で渡るコース。

せっかくだから、渡船も久々に楽しもうと、

駅前の桟橋から乗り込み、

向島へ。

そして、向島の桟橋から、徒歩5分ほどのバス停から、

因島からの路線バスに乗り込み、

尾道大橋のバス停まで。

後は歩道を歩いて橋まで登ります。

通常なら、尾道水道沿いの国道を走る路線バスで、

尾崎バス停まで乗り、

そこから尾道大橋のスロープを登っていくのですが、

思い付きもしなかった、

Googleならではの検索結果に、

感謝しながら、久々の尾道を楽しんでいました。

さて、到着です。

日差しは背後から差してはいるものの、

やはり福山方面には大きな分厚い雲があって、

晴れと、曇り空がちょうど上空で、

競り合っている状況でした。

このままでいてくれと願い、

しばらくしてやって来た、黄色い電車115系。

とりあえず1枚は押さえて、一安心。

ただ、この調子で貨物列車も撮りたいと思い、

固唾をのんで、空模様を眺めます。

これから30分、1時間後の貨物列車通過時には、

じわじわと、晴れは負けて行きました。

結局、日差しが気持ちよく差して、

尾道水道も青く輝いていたのでは、

この画像の時だけ、

全滅という訳ではなかったので、

まずは納得しておくことにしました。

115系も今後急速に廃車が進むでしょうから、

とりあえず、ここで撮れて良かった!

山陽本線東尾道~尾道間 2023年9月7日撮影