
マレーシア鉄道(KTM)のクアラルンプール行き列車です。
今は廃止されてしまった旧シンガポール駅(通称タンジョン・パガー駅)、
1996年2月、
夜が明け始めて、いよいよシンガポールからマレー半島へ列車で出発という時です。
初めての海外一人旅で不安も多く、
日本でいろいろ調べては来ましたが、
資料には無かった初めて見る機関車が先頭に立っています。
「おー新型機か??」と海外ならではのサプライズにテンションも上がります。
そしてその機関車オーストラリア製という事まではロゴから分かったのですが、
それ以上は分かりませんでした。
そして快調な走りっぷりで、快適に旅を終え帰国。
その後、この機関車が気になって何度か調べたのですが、
書籍、さらにはWeb上でも
はっきりとした画像やデータがほとんど出てきませんでした。
僕の後に渡航して「マレー鉄道にのったどぉ!」っていう人も、
今までの在来の機関車牽引のものばかり、
謎のまま20年以上が過ぎました。
最近になってフィルムスキャナーを買ったので、
古い写真をスキャンしてFacebookに再アップしたところ、
お友達になっているマレーシア人やオーストラリア人から多少なりの情報が入ってきました。
どうも、ものすごく短期間の試運転に出くわしたようです。
ラッキーだったと思っておきましょう!
これを機に改めて海外でも鉄道ファンが徐々に増えてきているのを感じたのでした。
もっと国際交流が出来たらいいなぁ。外国語学力低いけど…
もっと海外鉄も楽しくなりそう!
分かったデータ
クラス MKA
出力 1340kW(1800hp)
機関 EE 12CSVT Mk II
車軸配置 : Co'Co'
重量 92t
GECオーストラリア、クイーンズランド製
その後同国MKAワラヤ工場で改造を受けています。
マレーシア鉄道KTMで活躍したのは、
MKA1~4までの4両のようで、1996年のごく短期間だけ。
その後、オーストラリアへ戻って活躍したようです。また他の同型機の一部はアフリカにも渡ったようです。
Singapore KTM Singapore station 1996年2月8日撮影
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