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京都市電2000形保存車両と京都タワーです。

恐らく現役の当時、この組み合わせって日常のものだったのでしょうね。

物心ついた頃にはすでに身の回りには市電は無くなっていたので、

京都市内を市電が走っている姿を肉眼で見た覚えはありませんが、

この車両の置き方、

現役の頃をイメージさせるとても素敵な配置だと思い、

いつもこの京都タワーとの組み合わせで、

いつもシャッターを切ってしまいます。

基本的に保存車両を野ざらしにするのは、

車両が痛み無残な姿になる確率が高いので、

反対なのですが、

京都市からも予算がおりて、

さらに鉄道友の会のご支援で綺麗に保たれているのでしょう、

どの車両も今のところは綺麗な姿を保っています。

車両が保存されるのは鉄道ファンとして嬉しいのですが、

どうも、現役からかけ離れた場所に置かれると、

車両が死んでしまうというか、

機械なので、実際はそんなことはないのですが、

車両としての威厳が損なわれてしまう気がするのです。

この2000形の様に現役を彷彿とさせる姿こそが、

本来の車両の威厳を保つベストな方法なのかもしれません。

この画像を見ているとそう思えてきました。

京都市梅小路公園 2020年11月25日撮影