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オーストラリア、メルボルンのターミナル。

フリンダース・ストリート駅とトラムです。

この駅は、

メルボルンでナンバーワンの乗降者数を誇る駅です。

現在のこの駅舎は1909年に完成したもので、

メルボルンの観光ポイントのひとつとなっています。

実際に、この駅舎をバックに記念撮影をする観光客を散見しました。

やはり古い駅舎には、

古い電車が似合うということで、

旧型車が専属で受け持つ35番のトラムを待ち撮影。

ただ、交通量も多く。

思い通りにならない場所でもありました。

この35番トラムですが、

フリーゾーンの淵をぐるっと回る路線です。

フリーゾーンとは、何ぞや??

それは、

公共交通機関の無料地域です。

他にも、パースやアデレードの都心部に設定されており、

ゾーン内であれば、運賃無料という、

日本人からすると信じれれないような地域が設定されているんです。

このフリーゾーンという制度は、

交通機関は、道路や水道と同じインフラのひとつで、

交通機関が単体で儲かる、赤字とかの問題でなく、

街全体の経済効果でいかにその交通機関が作用しているか、

そちらの方を重視する

オーストラリアの考え方が現れている政策だと思います。

新型コロナで、

公共交通機関の赤字が大きくなっている日本でも、

この考え方への転換は必要ではないのでしょうか?

メルボルンのフリーゾーンに乗りながら、

そんな考えが頭を巡っていました。

オーストラリア メルボルン・トラム フリンダース・ストリート・ステーション
2022年3月5日撮影