
ブロークン・ヒル市内の鉄道博物館での一コマです。
1954年エリザベス女王が
ブロークン・ヒルを訪問された時の旗のようです。
当時は、この博物館は現役の駅でしたので、
こんな感じの風景が駅務室から見えていたんでしょうかね??
博物館の名前は、
スルファイド・ストリート鉄道&歴史博物館。
この博物館の場所は、シルバートンの紹介で、
シルバートン・トラムウェイという鉄道を紹介しましたが、
この博物館の場所がその鉄道の終点、
ブロークン・ヒル・スルファード・ストリート駅でした。

この鉄道博物館にはいくつかの保存車両が保存されていますが、
そのうちの代表的なものを2両、ご紹介します。

まずはWクラス(日本的にいえばW型)24号蒸気機関車。
シルバートン・トラムウェイ用の蒸気機関車で、
1951年製造1961年引退という、
非常に短い活躍しかできなかった機関車です。
他のWクラスの僚機は1970年の廃線まで活躍した機関車もいたようです。
この流線型的なデザイン好みです。
走ってるところ見たかったなぁって思たところ、
同じWクラスの動態保存機があるようです。
動画はこちら。
次に

DP101 通称シルバー・シティー・コメット。
シルバーシティーとは、ブロークン・ヒルの名称で、
1937年から1989年まで活躍した列車です。
この列車は、動力集中型のDMU。
つまり
ディーゼル機関車とそれに付随する客車(トレーラー車)がセットになった編成です。
終点に付いたら機関車は方向転換して、
進行方向前方へ付け替えていたようですね。
こちらも動画を見つけました。
日本には存在しないタイプの車両です。
この車両は、
前述、Wクラス機関車のシルバートン・トラムウェイ用の車両ではなく。
NSW側の鉄道として、
シドニー方面からブロークンヒルまで運行されていました。
この車両は1435mmという世界標準軌の車両で、
一方、シルバートン・トラムウェイは、植民地ゲージ呼ばれる、
日本と同じ1067mmの鉄道です。
大陸横断鉄道として1435mmゲージで、統一されて開通するまでは、
ブロークン・ヒルには
東から1435mmの鉄道。
西からは1067mmmの鉄道と、
軌間の異なった2つの鉄道が存在していました。
しかも、双方のターミナルは、
1kmほど離れたところにあり、
非常に不便な状況が続いていたのですね。
さらに、この博物館には、
歴史部門もあり、
特に医療関係の展示が多かったです。
(そこは省略)
そして、夜。
忍び込みました(嘘)

フェンス越しにシルバー・シティー・コメット号が、
電灯に照らされていたのを、
フェンス越しに道路から撮影してみました。
全て2022年3月9日撮影
ブロークン・ヒルの旅まとめ
①メルボルン⇒スワン・ヒル⇒ブロークン・ヒル
②ブロークン・ヒル駅の朝
③ブロークン・ヒル郊外シルバートンなど
④ブロークン・ヒル郊外メニンディー湖へ
⑤メニンディーからの戻りの踏切にて
⑥スルファイド・ストリート鉄道&歴史博物館
⑦ブロークン・ヒル市内観光
⑧夜のブロークン・ヒル
⑨ブロークン・ヒル⇒ダッポー⇒シドニー
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