
↑目の前をSCT・ロジスティクスの貨物列車が通過
メニンディーからの帰り道、
旅行出発前から見つけていた、
気になる踏切があり、
寄ってみました。

この踏切はブロークン・ヒルの町の東の外れにあり、
町からも比較的近いところにあったので、
列車を撮影するならここかな?
と考えていたところでした。
火曜日朝一に出発する唯一の定期旅客列車、
シドニー行きアウトバック・エクスプローラを
ここで撮影しようかと思っていたのです。
ただ、シドニーの西側の水害のため運休になり、
残念な結果に…
貨物列車を撮影したい。
けど、運行時間が分からないので、
「難しいか―!」と覚悟し始めていました。
とりあえず、その踏切を通りかかったので、
ちょっと様子を見るかと、車を停めて、
カメラを持って踏切を渡り、
眺めてみました。
すると、
1分もしないうちに、

「なんか来たぁ!!」
「おー貨物だぁ。」
踏切が鳴り始めます。
とっさに光線状態などを観察して、
「よし、この場所で大丈夫っ」
この位置で撮るぞと決めます。
チャンスは少ないことは分かっていたので、
気を落ち着けて、
カメラの設定、「よし!」。
構えます。
そして、
手持ちカメラで、振りにくいのですが、
軽く列車に手を振ってみます。
ドライバーもタイフォンで応答してくれました。
オーストラリアの田舎で貨物を撮っていると、
「こういうやり取りがまた楽しいのなぁ。」
と思いつつ、
まず、このページのTOPの画像です。

その後に、なんか機関車より背の高い貨車が近づいてくる。

「おー、こんな背の高い有蓋貨車がオーストラリアにはあるのか。」
と思い、見送ります。
そうすると、次に見えてきたのが、

ダブルスタック(2段積)のコンテナ貨車。
「おー、コレを見たくて来たんよ!」
というのも
ブロークン・ヒルに来た理由の一つが、
平原を行く大陸ならではの列車、
ダブルスタックの貨物列車を撮りたい!
だったのです。

こんなアンバランスにみえる積み方もありなんですね。
それにしても、
デカい!
パッと見て画像だと分かりにくいと思いますが、
踏切の警報機と比べてみて下さい。
大きさが分かると思います。
アメリカの貨物列車ほどの長さではありませんが、
大陸ならはの貨物列車が、興奮のうちに、
メニンディー方面へと走り去っていきました。

興味のない人には、何を興奮してるんだ???
っていう話ですが、
この列車を求めて、メルボルンから800kmも来たのですから、
想いもひとしおでした。
【撮影地情報】
この踏切はブロークン・ヒル駅から約4km。徒歩で約50分。車だと、5分ちょっとぐらいで着く、アウトバックの丘陵地帯を行くお手軽撮影地です。
場所はこちら。町の東外れから南東方向へ延びる、メニンディー・ロードに入ってから二つ目の踏切(ひとつ目は、ヤードから直進してくる引き込み線)です。
線形としては、ブロークン・ヒルを東側に出ると、大きな逆S字の状態で路線が延び、町の東側の丘陵地帯を抜けて行きます。この画像は踏切から撮影していますが、もっと線路沿いに奥に入ったり、丘に登ればまた違った光景があると思いますので、時間に余裕のある方は、是非トライしてみて下さい。
レンズは自由、光線状態も状況に応じていろいろ自由に構えられるので、一日粘っても楽しめるところだと思います。なお、北半球ですので太陽は北側へ正中しますので、その点も考慮してポジショニングをしてください。
また他のページでも書いていますように、単線で交換設備が100km単位ですので、一本列車が行くと、次には何時間か列車来ませんので、その点も考慮ください。本数はかなり少ないですし、アウトバック・エクスプローラや、インディアン・パシフィックの旅客列車以外は、時刻がはっきりと分かりません。
オーストラリアの日光はかなりきついので、帽子と日焼け止めは必ずしてください。
オーストラリア NSWブロークン・ヒル線ブロークン・ヒル~メ二ンディー間
2022年3月8日撮影
ブロークン・ヒルの旅まとめ
①メルボルン⇒スワン・ヒル⇒ブロークン・ヒル
②ブロークン・ヒル駅の朝
③ブロークン・ヒル郊外シルバートンなど
④ブロークン・ヒル郊外メニンディー湖へ
⑤メニンディーからの戻りの踏切にて
⑥スルファイド・ストリート鉄道&歴史博物館
⑦ブロークン・ヒル市内観光
⑧夜のブロークン・ヒル
⑨ブロークン・ヒル⇒ダッポー⇒シドニー
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