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この2022年1月~3月にかけて、

オーストラリアの

ニュー・サウス・ウェールズ州(NSW)のシドニーに

滞在することができ、

海外鉄を楽しんでまいりました。

その際、シドニーで感じた撮り鉄さん向けのアドバイスを、

列記させていただきたいと思います。

①鉄道撮影の自由度と現地の鉄道ファン
 鉄道撮影には問題ありません。危険な行為をしない限りは、撮影を注意されることもないでしょう。
また行き交う人たちも、日本のような白い目で見る雰囲気もありませんので、のんびりと撮影できます。
 同業者に関しては、たまに見かけます。セントラル駅ではスポッターを見かけることも多いですし、けっこうな数の鉄道ファンが存在しています。撮影地で見かけたら、軽く挨拶してみましょう。
 僕はFacebookの現地鉄道ファン・グループに参加して、いろいろ情報を得てました。NSW鉄道グルーブで登録者数が2万人と、なかなかの数でしたので、いかに現地でも鉄道が愛されているかが分かります。

②撮影地探し
 こちらのブログでも僅かですがご紹介していますので、ご参考になさってください。下記にリンクを貼っておきます。
 シドニー周辺の撮影地は、駅撮りが中心になります。というのも、シドニー周辺の線路沿線には、必ずと言っていいほど、樹勢旺盛な木々が生えており、編成を見渡せるほど開けた場所がないためです。また、徹底的に立体交差に変更されており、シドニー都市圏で踏切を目にすることは、ほとんどありません。その立体交差の跨線橋も柵がある場所が多く、眺めるにはよくても、撮影となると邪魔となる場所がほとんどです。よって線路に近寄れるのは、駅のホームが中心となるのです。
あと、直線区間があまりないのもシドニー周辺の特徴です。カーブが多く、よく日本で撮られる直線を走行する編成写真というものが、なかなか撮り難いのもご考慮下さい。逆にカーブを曲がってくるカッコいい写真はいっぱい撮れると思います。

 撮影地を探すのに大いに役に立つのがGoogleマップのストリートビューです。
 というのも中心部に近い駅は、ホーム端までストリートビューが設定されているので、ホーム端からの風景が確認できるという、非常に撮り鉄には有難いストリートビューです。ただ、行ってみると、距離感が思ていたのと違ったり、邪魔な架線柱や標識があるっていう事もありますので、あくまで参考に。

③太陽は北側へ正中します。
 オーストラリアは南半球のため、日本とは逆の北側へ太陽が昇っていきます。夏場は結構南側へ太陽が回り込みますので、その辺りも考慮して撮影地を探してみて下さい。

④オーストラリアの日差しにはご注意ください。
 特に夏場ですが、オーストラリアの太陽の日差しは半端なくきついです。下手をすると病院行きになるくらいのきつい日差しですので、撮影時には必ず日焼け止めクリームと帽子を忘れずに。

このブログでご紹介したシドニー周辺の撮影地
マルティン・プレイス(Martin Place)~キングス・クロス(Kings Cross)間 
T4とサウス・コースト・ラインが撮影可能。NSW州立美術館脇のお手軽撮影地。

ピーターシャム(Petrsham) 
T1、ブルーマウンテン・ライン、T2、セントラル・コースト&ニューカッスル・ラインやリージョナル・トレイン、T9などいろいろ撮影可能。旧駅舎と共に複々々線を行く列車を、跨線橋から撮影。

ローズ(Rhodes)~メドーバンク(Meadowbank)間
T9とセントラル・コースト&ニューカッスル・ライン、リージョナル・トレイン、貨物、インディアン・パシフィックなどが撮影可能。シドニー湾から続くパラマタ川を渡る橋梁を撮影。

ベラ・ビスタ(Bella Vista)~キェリービル(Kellyville)間
メトロ(M)の撮影地。

サマー・ヒル(Summer Hill)
T1、ブルーマウンテン・ライン、T2、セントラル・コースト&ニューカッスル・ライン、リージョナル・トレイン、T9、インディアン・パシフィックなどいろいろ撮影可能。カーブが連続する複々々線を行く列車を撮影。

ダルウィッチ・ヒル(Dulwich Hill)
T3、貨物の撮影地。

ご参考までに

TOPの画像はメドーバンク(Meadowbank)駅のセントラル寄りのホーム端からの撮影したものです。この車両、XPTも新型車への置き換えが計画されているようですので、早めに撮っておきたいですね。

オーストラリア メインノース線メドーバンク 
2022年1月23日撮影