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お話は前後しますが、

一昨日ご紹介の竹林の踏切を撮る前、

保津峡に居た時のものです。

このJR保津峡駅は、望遠レンズを使えば、

ホームからトンネルの向こう側に突入してくる列車を撮影できる。

いわゆる「トンネル抜き」のできる撮影地でもあります。

たまには、こういうのもいいかなっと思い、

撮影していましたが、

これがまた寒い。

そら、冬の山奥の谷間にいるわけですから、

寒いんですが、それに輪を掛けて、

トンネルを抜けてくる風が寒すぎる。

とりあえず、もう1本撮って、この場所は引き上げようと、

構えていました。

すると保津峡駅を下り列車が一足先に出発。

それと同時くらいに、

向こうから、狙っていた京都行き上り列車が見えてきました。

ひょっとして、下り列車に被られ、イメージしていた構図が崩れる?

っていう思考が働いたのですが、

案外、下り列車の加速は良く、

向かってくる上り列車は、

停車するため減速してこちらに向かってくるので、

大丈夫でした。

ということで、次に期待したのが、

列車が交換するシーンを綺麗に撮れないかなぁ~?

っていう欲望です。

まずこの画像の状況を説明しましょう。

ちょっとわかりにくいのですが、

この画像には3つのトンネルが写っています。

手前から第二保津トンネル、第三保津トンネル、第四保津トンネルと続きます。

そして、それぞれのトンネルの間は、

保津川の渓谷になっていて橋梁で繋がっているんです。

曲がりくねる保津峡を、

問答無用で、直線で突っ切ってるわけですね。

手前の橋梁が第三保津川橋梁、奥が第四保津川橋梁。

ほんと保津、保津ややこしいですね。

では、簡単に言いましょう、

トンネルの間に、橋が2本掛かっている状況です。

そしてこの画像、

上下2本の列車が、それぞれ別々の橋に出て、

陽の光を浴びた瞬間を撮影した1枚です。

なかなかのタイミングだと思って、

期待して帰宅した1枚だったのですが、

家で現像してみて、

「う~ん」と考え込む1枚となりました。

客観的に画像を見て、列車が交換はしているが、

どういう状況で列車がすれ違っているのが、

伝わってこないんですね。

「う~ん」難しい。

寒い思いをした割に、イマイチな結果でした。

山陰本線保津峡 2023年2月12日撮影