京都鉄道博物館の113系のお別れ展示に行ってきました。
今回、京都に配属されていた113系引退に伴い、
湖西線・草津線からは、この電車は消えることになりました。
国鉄→JRにかけて113系にはいろいろお世話になった電車です。
家族で琵琶湖へ泳ぎに行く時、
ボーイスカウトで、重いキスリングを背負ってキャンプへ行く時、
18きっぷで遠征に出掛けた時も、
早朝から動き出すと、
新快速はまだ動いておらず、
大抵この113系の普通or快速に乗っての、
スタートでした。
大人が、ボックス席に座ると、
膝と膝を突き合わせないと座れない狭さ、
当然、最近の車両と比べると、
走行音も、車内の快適さも劣る車両でしたが、
電車はこんなもんなんだと思っていたんで、
不快さは感じていませんでした。
それよりも、電車でお出かけできる嬉しさの方が、
勝っていました。
いろいろ思い出のある、この電車も、
いずれは、
お別れする時が来るんだろうなと、
ずーっと思ていましたが、
ついにその時が来たようです。
もっと早くにその時が来ると思っていたんですが、
意外にも長い年月お付き合いすることができました。
大切に走らせてくれたJR西日本には感謝です。
今まで、何気に乗ってきたこの国鉄型電車ですが、
2両編成に改造されながらも113系は福知山に、
よく似たレイアウトの115系は岡山で活躍しています。
あと何回、懐かしい国鉄型セミクロスシートに乗って、
旅ができるのでしょうか?
今後は、1回、1回の乗車をしっかりと味わいながら、
旅情に浸りたいと思います。
京都鉄道博物館での車内展示は、
電源が取れないため、応急のライトを網棚に乗せて、
車内を照らしていました。
本来の車内灯とは、色調が変わり、
普段の営業列車では見られなかった、
不思議で、荘厳な雰囲気の車内。
傷んだところがぽつぽつと、修正された床ですが、
ピカピカに磨かれて、
鈍く車内、天井が映しだされ、
丁寧な整備が行われていたんだなぁ~っと。
車内の端では、
長年113系の整備に当たってこられた職員さんが、
見学者に説明をされていました。
京都鉄道博物館 2023年4月14日撮影
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