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京阪宇治線観月橋駅。

一昨日から投稿しているルート、この辺りをご存じの方なら、

どう移動しているかが、手に取るようにお分かりかと(笑)

という訳で、六地蔵方面へ列車に乗ろうと思いまして、

電車を待っていました。

反対側の中書島行きが先に来るので、

とりあえず、そちらをホーム端っこで撮影した後、

今度は、乗る列車を撮れれば、撮ってやろうと、

ホームを歩きながら、良い構図を探していました。

すると、直ぐに列車の姿が見え始めたので、

数メートル歩いた所で、

歩みを止めました。

時間がない、では、ここで構図をまとめることにしよう。

その時、考えたのがこの構図です。

ところで帰宅後現像処理をして、

この画像を眺めながら、

自分自身でどうやって構図を決めているんだとうかと、

考え始めました。

僕自身は写真の勉強というものをしたことは、

ほとんどなく自己流です。

この構図も、調べてから語句を知ったのですが、

「額縁構図」という名でした。

なるほど、その名の通り、

カーブを曲がる列車をカッコよく見せるために、

暗い線路、駅ホームと屋根、さらに高架橋の黒い部分を、

四角い額縁に見立てて撮影しています。

そうすると、奥行きと立体感が出ます。

確かにその通りの事をパッと考えて、構図を決めています。

自分にとっての弱い部分は、

カメラのメカニカルな部分、ガチ撮り鉄の方々は、

みなさんカメラの機能・性能について、

物凄く語っていらっしゃる方が多いですが、

僕は、話に付いていけないです(笑)

実は、とにかく撮れればいい派。

じゃぁ、いろんな構図を思いつくのは何だろうかと考えると、

①経験値

これは鉄道写真歴ですよね~。

中学の頃から初めてざっと、35年ほどですか。

時代によって、撮影熱の強弱はありますが、

ずっと鉄道写真ばかりを撮っています。

②デジタル時代到来

若い方は、カメラを初めて持った時から、

デジタルカメラでしょうけども、

僕は完全にフィルムから鉄道写真を始めた世代です。

デジタルカメラのように湯水のごとく撮影することは、

フィルムカメラではできませんでした。

自分にとっては、金銭的な部分も大きかったです。

大切にフィルムを使わないといけないので、

大きな冒険はせず、ただ撮っているだけという時代が長く、

だんだん写真が思ったように上達しないので、

ちょっと嫌気が差してきていました。

そこへ登場したデジタルカメラ。

撮り放題、トライ&エラーし放題。

これが自分にはとても良かったです。

③SNSでいろんな方の画像を拝見

ひたすら様々な方の画像をみていることで、

今度こんなの撮ってみたいというのがいっぱい出てきて、

真似してみたいものがいっぱい。

SNSの時代が来て、良かったことの一つです。

その脳内ストックから、いろいろ思いつくのも多いと思います。

④小さい頃絵を描くのが好きだった

小さい頃は絵ばかりを描いていました。

幼稚園ぐらいから、電車好きになり、

そこから電車ばかりを描いていました。

どうしたらカッコよく描けるのだろうといつも考えながら、

描いていたのが、今に繋がっているのではないでしょうかね?

⑤ウォーキングで同じ所へ

コロナ禍に入ってから、思ったように外出できないストレス。

さらに加えて、PSCという病気と診断されて、

健康を意識するようになったこともあり、

夜、家事を済ませて時間が有ったら、

夜のウォーキンングに出掛けるようになりました。

ただ、飽き性なので、同じところをただ歩くだけでは、

面白くない。

そこで、いつもカメラを持って出かけるようになり、

数か所の定番の線路端で、何度も撮影するようになったのですが、

毎度同じ場所で、同じ構図で撮っていても面白くない、

「こんなのどうだろう」とか、「じゃぁこうしてみよう」とか始めると、

意外とネタが尽きないんです。

当然、イマイチな日もありますけど、これを繰り返しているうちに、

構図をパッと見つける力が、一段と上がったような気がします。

⑥激パの一員になりたくない

ネタ列車や、ラストランが近づくと有名撮影地には近づきたくないです。

あの濃い密集した空間が嫌いです。

僅かな同業者のみなさんと、

談笑しながら待つ撮影は好きなのですが…

となると、

あまり人が寄り付かない場所で撮ることになります。

そのような場所は、ただ撮っただけでは作品にならないので、

いかにカッコよく、又は美しく撮れるかっていうのを、

考え抜くんですよね。そこから、面白いものが出てきている気がします。


以上、

ちょっと今日は、偉そうな事を書いてみましたが、

最近、JPS展や全国区のフォトコンテストも、

たまにですけど、

入賞、入選させて頂けるまでにはなりました。

罰は当たらないでしょう(笑)

と言いながらも、

凄いプロの先生方や、アマの方が、

お知り合いには、ウジャウジャいらっしゃるので、

その方々がお読みになられると、

失笑されるレベルなんでしょうけど…

たまには、こんな感じでいかがでしょうか?

京阪電気鉄道宇治線観月橋 2023年6月22日撮影