
今回のソウル滞在のベース駅は、龍山(ヨンサン)駅でした。
この駅を中心としていろいろ撮影してきたので、
分かる範囲内での情報を載せさせていただきます。
まずは、龍山駅併設の立体駐車場からの撮影。
韓国の鉄道経済新聞のサイトに紹介されていたことから、
知った場所です。
とにかく見晴らしがいいです。
龍山駅に入線してくる列車が一望できます。
駅には駐車場が3か所ありますが、
ここは北側の「Moon Parking Lot」。
本日はまずこちらをご紹介しますね。
滞在期間中、あまり天気が良くなかったので、
晴れの画像が無いのはご了承ください。
ホテルから近いので、3回ほどここへ行きましたが、
30分、5分、15分という短い滞在で、
大量に撮影できましたので、そう長居する必要は無いと思います。
今日は、作例として優等列車の画像をとりあえず並べていきますね。
KTX
KTX-1。高速鉄道開業当初から活躍する車両で、現在でもKTX主力車両です。
ソウル駅発着の優等列車の多くは龍山は通過します。

KTX
KTX-山川(サンチョン)編成。韓国語で山川は魚のヤマメです。2010年デビューの2代目KTX。
湖南線方面へ向かう列車に充当されることが多いです。

ITX-セマウル号。
かつての最優等列車セマウル号の名を引き継ぐ列車です。現在はEMU210000系が担当しています。

S-Train(南道海洋列車)
KORAILが週末を中心に運行する観光列車のひとつ。観光列車用の特別編成で運行されます。

KTX
KTX-EUM(イウム)。江稜KTX線方面へのKTXとして導入された車両で、京釜・湖南線系統のKTX車両と異なり、日本の新幹線と同じ動力分散型です。

ITX-青春(右側)
この龍山と春川を結ぶ優等列車。この画像では分かりにくいですが、途中にダブルデッカーの車両も組み込まれています。

その他、日本では珍しくなった、客車で運行されるムングファ号も撮影できます。
【撮影地情報】
この駐車場は、龍山(ヨンサン)駅併設の複合施設「I’PARK mall」の立体駐車場です。今回ご紹介分は、施設に3か所ある駐車場のうちの北側駐車場Moon Parking Lotです。このMoonと南側のSunが撮影に向いています。私は、屋根のある5.5階で撮影していましたが、屋上もあるようです。見たところ、5.5階は下層階より駐車枠が少ない上に、車の出入りな少ないので、気兼ねなく撮影ができました。何と言っても、最初、台風が迫る日に訪れたので、雨風が防げるのがポイント高かったです。
駐車場への出入口は4階にあります。(その他にも出入口が、あるのかもしれませんが、滞在中には気づきませんでした。)駅と複合施設は一体化しており、駅駐車場も兼ねています。おそらく24時間OPEN?だと思います。(早朝から既に車が出入りしていましたので、おそらく)
列車としては、ソウル駅方面から龍山駅に入線してくる下り列車を撮影することになります。線路は、真北に対して時計で例えると40分の南北方向に線路が敷かれていますので、駐車場の東寄りの場所からなら、午前から午後早めの時間に順光になります。ただ、西日の夕刻の時間帯でも、西側からサイドに光が当たると思われますので、終日撮影を楽しめるはずです。ただし、朝夕や冬場は周辺のビル影が気になるかもしれません。
滞在中は、短時間で撮影し、係員が回ってくるという事なかったので、注意を受けるという事はありませんでした。場合によっては撮影を咎められる場合もあるかもしれません。その場合は素直に撮影を中止しましょう。
【韓国における鉄道撮影について】
韓国では、鉄道は法律上、軍事施設に準じたものになりますので、撮影は禁止となっております。1970、80年代には、ホームでの記念撮影も止められたという話も聞きますので、かなり厳しかったのでしょう。ただ、この20数年来はかなり緩くなっているので、そのような事は稀になっているようです。何度もソウル近郊で撮影してきた、私の経験では、90年代後半に南営駅で撮影していたところ、駅員に止められてたという事はありました(今はホームドアができて撮影地としては消滅)が、それ以降は、撮影を咎められたという経験はなく。前回訪問時も、沿線で撮影していてもパトカーが止まることは無く、目の前を通過して行ったことも有りました。
韓国にも、少ないながら鉄道ファンが存在していて、一時は日本の「鉄道ファン」的な雑誌も存在したくらいです。そんな韓国のファンの方々も、SNSで鉄道写真をアップされているので、それほど神経質になる必要は無いと思います。
とはいえ、韓国では撮り鉄という人種はかなりレアなので、昨今の日本のように撮り鉄が集まり過ぎて、問題となることはまずないでしょう。礼儀正しく撮影していれば、トラブルは起こらないはずです。だだ、たまに咎められたという話は伝わってくるので、大きなトラブルにならないように、撮影を咎められた場合は、素直に従いましょう。
韓国に限らず、私が海外での撮影で心がけているのが、
「目立たず、短時間にササっと撮影。」
これに限ると思います。
目立つような機材で撮影しない。姿恰好も目立たないようにする。長時間同じ場所に居座ると、通報される可能性も高まるので、1か所の撮影地滞在時間はできるだけ短め、機材もあまり凄いものを持っていると、スリや置き引き、窃盗に狙われる危険性も高くなるので、機材は最低限。
ということです。韓国は安全な国ですので、全てこれに当てはまるわけではありませんが、今まで海外鉄の心得的な事は、こちらのブログでは書いたことがなかったので、こちらでお話させていただきます。
各画像
韓国 KORAIL京釜・龍山線龍山 2023年8月10・13日撮影
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