ここは日本人の鉄道ファンで有名な撮影地新吉(シンギル)駅です。
この撮影地、日本で最初にネットで紹介したのは私だ!
っていう自負を持っている場所です。
今回の渡韓で、ここへ来るつもりは、
当初あまりなかったのです。
台風6号が過ぎたら、
台風一過で晴天がやってくるかと期待したのですが、
あまりパッとした天気にはならず…
事前に下調べをして、
天気が良ければ、ココ!、とか、ココ!へ
っていう思いもむなしく。
お日様がなかなか、顔を出してくれませんでした。
ならば、晴れた日には超絶に光線状態が悪い、
この撮影地の生存確認をしに行ってみるかと思い。
今回の滞在ベース駅、
龍山駅から3駅の、この新吉駅へとやって来たのです。
この撮影地、
海外なので、日本国内のように、
頻繁に他の方が撮影した画像が、
ネットやSNSにアップされないですし、
「ホームドアができて、もう撮影できないよ」という、
韓国のファンの方からの情報があったりと、
いったいどうなってんだろう?と、
以前から気になってはいたのです。
お手軽にカッコよくKTXが撮れる場所だけに、
無くなってほしくない場所でした。
一見は百聞にしかずということで、
到着してみました。
「いけるやん!」
携帯電話用のアンテナや、機器設備は増えたようですが、
それほど影響はありません。
また、ホームドアができたといっても、
電鉄線側の片側だけで、優等列車の通過する急行線側は、
以前のまま柵があるだけ、撮影には問題ありませんでした。
様子を見る限り、大きく改造される要素は無く、
この場所はしばらくは安泰のように思えました。
【撮影地情報】
この撮影地は電鉄1号線新吉(シンギル)駅の1番乗り場の同じホーム反対側。ソウル駅寄りのホーム端です。駅手前で電鉄線(緩行線)をアンダークロスしてきた急行線がS字を描きながらやって来る姿を、俯瞰気味に撮影できます。列車の本数も多いので、短時間でかなり効率よく撮影できますよ。
光線状態は、早朝のサイドからの光線か、夏場の夕方ぐらいしか順光になりませんが(ビル影がでるかも)、ソウルでよくある、霞のかかった光線の弱い朝や、今回のような曇天向きの撮影地です。ピーカンの晴天にはあまり向いていないかと思います。
レンズに関しては、ここの定番構図、S字を描くKTX-1など長編成の構図で、35mm換算で150mm程度です。ズームレンズを使うと、1本の列車でいろいろな画角で撮れるので効率がいいです。
以下、ここでの作例を載せていきますね。
定番構図。
ムングファが来ました。
3パターンで撮ってみます。短編成は広角で引き付けたほうが車両側まで写ります。
後ろから轟音が聞こえてくるので振り向くと、上り列車がやって来ます。
【撮影の注意点】
龍山駅駐車場俯瞰のところでも詳しく書きましたが、基本、韓国の鉄道は撮影禁止対象物になっているので、注意を受けた場合は素直に止めて、撤収しましょう。この新吉駅で撮影を止められた経験も、話も聞いたことがないので、この駅は緩いかもしれません(あくまで推測です)。ここは短時間でも効率よく撮影できるので、長居は不要かと思います。
各画像 KORAIL京釜線新吉 2023年8月12日撮影
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