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出発前、

ソウル龍山に滞在するので、

周辺にどこか良い列車の撮影地はないかと探していました。

日本の場合、鉄道ファンの人口が非常に多いので、

「〇〇 撮影地」とググると、

概ね鉄道の撮影ポイントが出てきます。

これって、異常ですよね

しかし、「ソウル 撮影地」って検索すると、

ロケ地が大量に引っかかってきます。

まぁ、一般の方が撮影地って聞いたら、

ドラマや映画の撮影地を思い浮かべるのが普通ですわな。

けど、今回「龍山駅 撮影地」で検索して、引っ掛かったのが、

踏切でした。

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ここはここは踏切が二つ連なる、

通称「龍山駅 踏切通り」、別名で踏切の警報音から「テンテン通り」。

というらしいです。

確かに韓国の踏切の音は、日本より静か、

「カンカン」よりも、

「テンテン」の方がしっくりきます。

龍山駅東口からドラゴンヒルスパの裏道を漢江方面へ歩いて、

10分ほどでたどり着けます。

Googleマップだとここです。


このテンテン通りは、何度も韓流ドラマで登場しています。

最近では「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」

のラストの名シーンで登場した踏切として有名。

らしい。

その韓流ドラマファンのが訪れる、

いわゆる聖地。

らしい。

この日も、独りのドラマファンらしきお嬢さんが、

スマホで撮影されていました。
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圧倒的に日本よりマスク姿が少ない韓国において、

マスクをしていたところを見ると、

日本人かな?とも思いましたけど、

よく分かりませんでした。

ロケ地となるだけあって、撮影していても

この踏切風景は、絵になります。
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ソウルの鉄道は地下線、高架線ばかりで、

踏切は非常に珍しい存在です。

ここを走る線路は京元線。

日本統治時代に敷かれた古い鉄道ということもあるのでしょう。

この沿線には何か所か踏切が残っています。

また、ソウルの踏切の特徴が、

日本では珍しくなった監視員が各踏切にいること。

ソウルの人たちが踏切に慣れてないので、

そのための、安全対策なんでしょうか?

それも当然あるでしょう。

ただ、私が推測するに、

KORAILの労働組合の力が強いため、

リストラがし難いのが根本かと勘繰っていました。

韓国で、列車を撮影していると気づくのですが、

未だに、機関車に機関助士が乗っている。

各国どこも機関士だけのワンマン運転が当たり前の時代に、

韓国では、ツーマン運転なんです。

ちょっとビックリです。

この機関助士の存在がいるのか、

いらないのか、

随分前に労使で揉めているという、

記事を読んだことがあります。

結構、労働組合の反発にKORAILが、

手を焼いているのではないでしょうか?

あくまでにわか勉強の推測ですが、

間違っていたら、ご指摘ください。


ところで、話を戻しますと、

踏切は2か所連続しています。

この場所は、京釜線、踏切のある京元線、

そして京釜線と京元線を繋ぐ連絡線の

デルタ線の真ん中を突っ切る形で、

テンテン通りが貫いています。

そのため、2か所踏切が連続しているのですが、

もう一方の踏切上からの景色がこちら
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草がボウボウです。
(最近、日本のローカル線でも、これ以上のところを見かけますけども…

この線路は、臨時の連絡線なので、

回送列車など特別な列車しか通らないはずで、

踏切が降りるのを見ることは、

そうそう無いと思われます。


韓流ドラマに興味が無くても、

龍山の近くに来たら、

ちょっと寄ってみても良い場所だとは思いますよ。

各画像
韓国 KORAIL京元線龍山~二村間 2023年8月13・14日撮影