新潟県北部の景勝地笹川流れ。
京都から新幹線を乗り継ぎ、
さらに新潟から羽越本線を北上してやって来ました。
東京を出るまでは天気も穏やかで、
いい天気だったのですが、上越の山を越えて、
新潟に入った途端にどんよりした雲。
午前中の大雨の影響で、
一部運休も出ている線区もあるとのこと。
全然天気が違うんだぁと、
感心しながらも、気になるのは今から向かう撮影地の天気です。
幸い羽越本線方面への列車の遅れは無いようです。
ではと、スマホで雲行きを見ていると、
これから向かう今川駅周辺で、
ちょうど晴れと、曇りがかち合っている様子。
どんなんかなぁ~???と思いつつも、
予定通り列車を乗り継いでいきます。
今川駅がいざ近づいてくると、
分厚い雲8割、晴れ間2割。
冬の雪国の雲行きそのものです。
雲行きが微妙なので、少し迷ったのですが、
晴れ間が見えるのを期待して、
予定通り今川駅で下車。
そこから歩いて20分。
撮影地として有名な斜面の上に登ってみました。
急斜面を登ってきたので、
一気に海岸を見渡せる絶景が、眼下に広がりました。
ただ、11月になったというのに暑い、
さらに蒸し暑い。
何だこの湿気は???
これが冬場に雪をもたらす日本海の湿度なのか???
と思いつつ、天気予報の画面を見ると、
湿度100%。
どどっと、汗が噴き出ます。
京都や太平洋側の冬場は、カラッとした乾燥した季節になりますが、
日本海側は違うんだと、つくづく感心。
ここまで湿度が凄いとは思っていませんでした。
そしてこの撮影ポイントは、
海に突き出た小さな岬の上ではあるのですが、
山へと連なる、森の一部でした。
この秋は、ニュースでいたるところに熊が出没しているというので、
「熊さん出てこないで!」とビビりながら、
熊よけに、
持ってきたラジオとスマホに入っている音楽をガンガンに流し、
そして、周りに誰もいないのを良いことに、
音を外しながら一人カラオケ。
待ち時間1時間ほどでしたが、
意外と短かったです。
そして特急いなほを上下1本づつ撮影して撤収です。
天気は残念ながら、逆にどんどん雲が分厚くなってきてしまいましたが、
荒々しい笹川流れの海岸線を行く特急列車を、
暗めの画面が、一層雰囲気を醸し出してくれました。
羽越本線今川~越後寒川間 2023年11月2日撮影
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