231103-IMG_8854t
由利高原鉄道運転体験会を終了して、

羽後本荘へと戻ります。

前郷駅で列車交換となりました。

由利高原鉄道は、

羽後本荘~前郷をスタフ閉塞区間、

前郷~矢島間をタブレット閉塞区間として、

列車が単線で追突しないように、

安全運行のため、管理されています。

閉塞区間のお話は説明すると長くなるので、

ここでは省略しますね。

まぁこの駅で、

タブレットとスタフといわれる、

列車に積み込む金属板の通行票の交換を、

駅員さんを通してやっているわけです。

その昔は、このような風景は全国各地で見られたのですが、

各地で自動化されて、

今では数えるほどになりました。

我々は、タブレット閉塞区間を、

矢島から列車に乗ってきて、

これからスタフ閉塞区間の羽後本荘へと向かいますので、

駅員さんから、運転士さんへスタフを渡されたところを、

捉えました。

下側に入っている四角い穴の開いた鉄のプレートがスタフです。

それを覆う革製の入れ物が、

キャリアと呼ばれる肩掛け式のケース。

よく資料館で展示されている使い古されたキャリアは、

ボロボロなんですが、

由利鉄のは奇麗です。

定期的に新調されているのでしょう、

現役で活躍しているのがよく分かりますよね。

というわけで、今日は珍しい懐かしの交換風景ですが、

運転士さんが付けているのが、

スマートウォッチっていうのもポイント

由利高原鉄道鳥海山ろく線前郷 2023年11月3日撮影