由利高原鉄道運転体験会を終了して、
羽後本荘へと戻ります。
前郷駅で列車交換となりました。
由利高原鉄道は、
羽後本荘~前郷をスタフ閉塞区間、
前郷~矢島間をタブレット閉塞区間として、
列車が単線で追突しないように、
安全運行のため、管理されています。
閉塞区間のお話は説明すると長くなるので、
ここでは省略しますね。
まぁこの駅で、
タブレットとスタフといわれる、
列車に積み込む金属板の通行票の交換を、
駅員さんを通してやっているわけです。
その昔は、このような風景は全国各地で見られたのですが、
各地で自動化されて、
今では数えるほどになりました。
我々は、タブレット閉塞区間を、
矢島から列車に乗ってきて、
これからスタフ閉塞区間の羽後本荘へと向かいますので、
駅員さんから、運転士さんへスタフを渡されたところを、
捉えました。
下側に入っている四角い穴の開いた鉄のプレートがスタフです。
それを覆う革製の入れ物が、
キャリアと呼ばれる肩掛け式のケース。
よく資料館で展示されている使い古されたキャリアは、
ボロボロなんですが、
由利鉄のは奇麗です。
定期的に新調されているのでしょう、
現役で活躍しているのがよく分かりますよね。
というわけで、今日は珍しい懐かしの交換風景ですが、
運転士さんが付けているのが、
スマートウォッチっていうのもポイント
由利高原鉄道鳥海山ろく線前郷 2023年11月3日撮影
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