
日本の場合は、ロープウェイも鉄道の一種です。
ただ、この韓国の場合はどのような扱いになるのかは不明ですが、
とりあえず、韓国では日本で言うところのロープウェイを、
ケーブルカーと呼びます。
というわけで、
今日の画像は、2017年に開業した松島海上ケーブルカーです。
このロープウェイは、釜山市内にある松島海水浴場沖に突き出た、
2つの岬をロープウェイで結び、観光地化したものです。
市街地側の岬から、
かつては観光客がほとんど行かなかったであろう、
向かいの岬の公園まで、観光客を運んでいます。
今では連日大盛況で、釜山の観光名所の一つとなっているようです。
思い返せば、
仕事をしていた20年前は、釜山の観光地といえば、
決まった場所しかなく、お客様である旅行会社の担当者から、
「もっと目新しいところないんですか?」攻撃に、
悩まされていたんです。
それが、20年ほど経ってみたら、どうでしょう!
海上を渡るつり橋、広安里大橋(これは担当していた時に開通しました)をはじめ、
夜景を売りにしたミニ展望台や、
海上に突き出したオシャレな、海上散策路や展望台、
町中から岬を渡るこのようなロープウェイもでき、
坂と海にへばりつく、狭い不便な街っていうところを、
逆手に取った、
物凄い観光都市に変貌していました。
日本の観光開発と比べると、
日本に足りないこと、
ヒントになることがいたるところに、
あるような気がします。
釜山で今必要な課題は、
観光コンテンツは、いろいろそろって、
集客力、吸引力も増している様ですが、
市内の公共交通網に難がありますね。
韓国は車社会なので、
韓国人はそれほど問題にならないのかもしれませんが、
我々のような個人の外国人観光客を誘致するには、
不便さが気になりました。
そういう僕の地元京都も、
お寺を巡るのにバスを使わざる得ないのは、
同じ状況なんですけどね。
やっぱり、土地勘のないところで、
「路線バスを使え」っていうのは、
観光客にとっては、けっこう難儀です。
韓国 松島海上ケーブル松島ベイステーション~松島スカイパーク間
2023年12月31日撮影
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