
前回、名古屋臨海鉄道の検修庫にお邪魔した後、
「検修庫の奥に黒い貨車が停まってたでしょ」と
吉田社長がおっしゃったのですが、
その際、一緒にお邪魔した新竹商店の社長と、僕共に、
全く気づいてなくて、
「そんなの停まってましたっけ?」っていう状況でした。
実は、その貨車が、
この黒いサビサビの貨車なのです。
今回は、外に出ていました。
この貨車、かなり古い年代もんなんですというお話で、
元は鉄道省の時代からのものだというお話でした。
帰宅後、改めて調べてみると、
凄い貨車なのが分かってきました。
改造はされていますが、
元は1889(明治22)年製の貨車で、御年135歳。
スゲー。
こちらのサイトを参考にさせて頂くと、
https://www5c.biglobe.ne.jp/~n-craft/index/hobby/msr_fram/sangi_fc/sangi_yugai/sw1.htm
1889年 鉄道局 ワ9868形9951(推定)として新橋工場で製造
1911年 鉄道院 ワ50000形54986に改番
1928年 鉄道省 ワ1形471に改番
1950年 国鉄→三岐鉄道に譲渡 ワ1形31に
1954年 三岐鉄道 鋼体化
1965年 三岐鉄道 廃車
1966年 三岐鉄道→名古屋臨海鉄道に譲渡 ワ1形1に
救援車として現在に至る
という経歴の持ち主のようです。
ただ、別のサイトを見ていると異説もあるようなので、
ハッキリはしません。
ただ、かなり古い貨車なのは間違いなし。
まだ車籍はあるとのことですので、
現役の車両としては、日本最古???
かなり貴重な存在のようです。
目立たぬようにひっそりと活躍してきたのが、
長生きの決め手のようです。
検修庫内で、我々も気配に
気づかなかったくらいですから(笑)
名古屋臨海鉄道東港車庫 2024年1月15日撮影
(特別許可の下、撮影)
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