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先日、夜の徘徊に出て、西の空を見ると、

三日月が目に入りました。

端麗という言葉がふさわしい、

美しい三日月でした。

「今夜のおかずはこれだな!」

ということで、空の三日月と相性のいい、

鉄道撮影ポイントを、あれこれと考えながら、

歩き始めました。

もう、西の空に傾き始めているので、

そんなに猶予はありません。

という訳で、見上げる形になる、

さらに、一番近い地上駅の二条駅がいいのではないかと、

月を眺めつつ、歩いていきました。

どんな感じで撮ろうかと、思案する楽しい時間。

けど、急がないと月がどんどん西の空に沈んでいきます。

そして、たどり着いた、

二条駅。

まずは、二条駅ホームに大きく被さる、

木造ドームの上に、
イメージの湧かない方は、過去画像をご覧ください。

三日月を捉える!

じゃぁ、この立ち位置しかない!

と、あと一歩、二歩、三歩と進んだら、

月がドームの向こうに消えました。

ありゃ。

数分遅かった。

ギリギリ間に合わなかった…

と、ここで気を取り直して、

実は、もう一つ考えていました。

どこから月が現れるか、ちょっと予想がつかないんですが、

二条駅を東から望むと、

木造のドームと高架ホームの間に、西の空が見えるんです。

なので、どこからか月が降りてくるところが、

見えるはず。

そこで、しばらく待ってみました。

ものの数分ほどして、

目論見通り、月が降りて来ました。

やっぱり、地球の自転って結構早いよなと思いつつ、

「よっしゃ!」と、撮り始めます。

しかし、これがなかなか、構図が決まらない。

手前の桜の木が枝葉が邪魔したり、

思いのほか、電車待ちの乗客の数も少ない。

いろいろトライしていましたが、

見る見るうちに、月は下がってきました。

一番良い位置で、月を捉えたカットは、

乗客の姿がほとんどなく、

駅だと示す、ものも写っておらず、

何が何だか分かりません。

そこで何とか、絵になったのがこのカット、

しかも、かなりトリミングして、こんな感じです。

架線がかろうじて、駅だという事を語ってくれていますが、

なかなか難しかった…



良いチャンスだったんですが、

月が見えている間に、電車もやって来ませんでしたし、

ちょっと生かしきれませんでした。

またこんなチャンス来るかな??

山陰本線二条 2024年2月13日撮影