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吹田総合車両所の一般公開です。

この日、社員食堂では、方向幕がテーブルの上に展示されていました。

方向幕とは、

列車の側面の行き先案内表示のことです。

最近の新型車両はLED式ばかりになり、

徐々にレアなものになってきていますが、

ちょっと前まで、

このように幕上になったものを、くるくる回転させて、

表示する車両が一般的でした。

今回の吹田では、

最近まで活躍していた、

485系、583系、381系の方向幕と、117系のヘッドマークが展示されていました。

それらを見ていると、

懐かしの列車がいっぱい。

そうそう、こんな列車走ってたよなっていうものばかり!

特に485系は、京都の沿線で、

「また雷鳥の485系かぁ~」って眺めていた世代。

どれもこれも、思い出の列車ばかりでした。

そんな方向幕をどう撮るか、

なかなか難問でした。

あまりにも長すぎて、全体を撮るにも撮り辛い。

そこで、思い出の列車に集点を当てて撮ってみることにしました。

ただ、方向幕を撮るだけでは、

味気ないので、見ている見学者も入れて撮ることに。

何度もトライしながら、

やっと、こんなもんかなぁ~

というものにたどり着きました。

それが、この画像です。

方向幕は、「特急 白鳥」。

大阪と青森の約1000kmを、

日中に12時間以上かけて走るという、

とてつもない長距離特急列車でした。

京都を通っていく特急列車は、

日中は485系の雷鳥がほとんど、

そんななかでも、白鳥号は特別な存在で、

ワクワクする特急列車だったのを覚えています。

やっぱり遠くへ誘ってくれる列車っていうのは、

ワクワク感と、憧れの存在だったんですよね~。

方向幕を見ているだけで、

それぞれの列車の思い出がよみがえってきました。

吹田総合車両所 2024年2月24日撮影