
お話が始まったのは、3年前。
面白い人が広島にいると、とある方から伺い。
まずは連絡を取らせて頂き、
西に出向いた際に、広島に寄りお会いしてきました。
その方は、立野さん。
幼少のころから新幹線の食堂車に憧れ、
そのまま新幹線の食堂車の乗務員になってしまった。
筋金入りの食堂車マニアな方です。
そのころは、まだコロナ禍の真っただ中、
まだ、グループで集まるのも、
いかがなものか?という風潮のあった時期でした。
そんな中、飲食を伴うイベントなんか、
とんでもないという雰囲気。
時期を見て、何かの形で!とスタートした企画でした。
それは、食堂車のメニューを本格的に再現して提供するというもの。
まずは、ダメもとで相応しい場所でと思い、
この人なら!という方を通じて、
コンタクトを取ってもらいましたが、
どこの誰ぞや分からないフリーランスの人間の企画だったので、
あっさりと断られてしまいました。
という訳で次の手段が今回の形でした。
それは、お店のまるまる貸切って、
使わせていただく。
場所(客席)を使わせていただくだけでなく、
厨房も使わせていただくという企画です。
私も昔カフェ運営していたので分かりますが、
これもそう簡単な話ではありません。
まず自分の厨房に他人がズカズカと入るということは、
料理人としては余り嬉しい話ではないはず。
さらに、法的、衛生的にも問題はあります。
イベントの際に提供したお料理に、もし何かがあれば、
誰が責任を負うのか。
そのあたりの問題もクリアーして、
お受けいただいたのが、何度かご紹介してきた、
撮り鉄の聖地、山崎サントリーカーブの内側にある、
「山崎ウラロジ食堂」さん。
鉄道関連イベントとしては、願ったり叶ったりのシチュエーション。
早速、イベントとして企画を立ち上げて、
いろいろ打ち合わせを重ねていくと、
気づけば半年ほど経っていました。
お料理を提供するという事に主軸を置いて考えて企画を進めてきましたが、
お料理の原価計算して、
会場の貸切代、
立野さんのギャラやら、交通費などなど、
と計算していくと、
ある程度は、予想はしていたのでしていたのですが、
普通に計算したらめっちゃ高い。
「自分だったら払わんわ」っていう値段になりました。
そこから、どうしよう~って悩み、
思い出したのが、立野さんとの初対面の時、
せいぜいお話をするのは1時間ぐらいだろうと思って、
お会いしたのですが、
ずーっと食堂車のお話で、気づけば4時間ほど経っていました。
そう、立野さん食堂車愛が強すぎて、
食堂車を語り始めたら止まらないんです(笑)
では、食堂車のお話をお料理と対等に持ってきて、
食べるのに主眼を置くのではなく、
立野さんに喋って頂いて、トークショーという形に変えて、
料金も今回は赤字覚悟の実績重視のイベントとして、
発表することにしました。
X(旧Twitter)に発表すると、
珍しいパターンのイベントという事で、
反応は上々、今までのツアーにないほどの反応をしてくれました。
っが、その割には、っていう
こじんまりした形にはなりましたが、
ご参加いただいた皆様には楽しんでいただけたようで、
有難うございました。
皆さまが楽しんで頂いているのを見ると、
やって良かったって思います。
今後に繋げていくには、
非常に重要な会となったと思っています。
食堂車イベント、次の構想もなんとなく出てきていますので、
今回これなかった方も、お楽しみに!
いつもなのですが、
今回ご参加いただいた皆様、有難うございました。
また、立野さんをはじめ、山崎ウラロジ食堂さん、
さらに当日助っ人で来ていただいたMさん、
有難うございました。
本当皆様に助けられて、
日々歩み続けられていることに、
感謝しています。
東海道本線山崎~島本間 2024年4月27日撮影
コメント