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8/10は大和鉄道まつりにお客として参加してましたが、

ちょっと抜け出して、

会場の近くの踏切で撮り鉄。

近鉄奈良線の初めての場所で、

どんなんかな~って思い、現場に到着。

西大寺側は、坂を駆け上がってくる感じが面白い、

逆に奈良側は、

新大宮の駅をバックに、

坂のピークがあって、弓なりになって走る長編成列車が面白い。

両方撮りましたが、

後述の方で、

日の差し方とバックのモクモクの雲が沸き上がる、

この4両編成の特急が一番気持ちの良い写り方をしたので、

今日の画像に選ばせて頂きました。

長編成でないやん!(笑)


最近有難いことに、

「NOBA seaさんの写真の捉え方が普通と違う、どうやって撮ってるんですか?」

とご質問いただくのですが、

自分の感覚としては、

「適当」っていう答えが一番しっくりくるんです。

ただ、それって答えとしては失礼なので、

どう答えたらいいのか、いつも迷います。

そこで、この画像を見ながら、

自分の画面作りで考えることを改めて、

分析してみました。

そうだなぁ~。

まず、季節感を出したいので、

季節感が現わせるものを探す。

この画像では雲ですね。

天気が悪ければ、悪いのを表現するようにする。

なかったら、普通でない何かを工夫する。

ただ直線を走る列車を狙おうとするのでなく、

列車の動きを感じるように撮る?

つまりこの画像で言うと、

列車が一生懸命、坂を駆け上がって、

坂のピークに来たところを捉えています。

躍動感が出て、画面が面白くなるのです。

ガチガチの走行写真を撮る方がおっしゃる、

順光、櫛パン、障害物云々かんぬんは、

作品全体として、良ければ関係ないわ!って、

昔から思っています。

カッコ良ければOK。面白ければOK。綺麗であれば細かいところはOK。

ただ、皆さんおっしゃる通り、

列車そのものに焦点を当てた走行写真は、

確かにその細かいルール的なところは、

理想に近づけた方が見栄えが良くなるのは認めます。

ただ、鉄道写真はもっと自由に、

また、その土地の風景や情景の中を走るので、

列車だけではもったいないなぁ~って思うのですよね。

「適当」って言うと、

プロの方々や、

きっちり画面構成を考えて撮影している方々に、

激怒されそうですが、

改めて自分の撮影時の思考回路を考えると、

撮影地に赴いたときは、こんな感じですかね~。

逆に、何でもない線路端や駅で、

唐突に撮り始めることがあります。

それは、

この景色良いな!って思ったら、

それを大切にしています。

とにかく無理矢理にでも鉄道写真にしてみる。

これが意外と、

面白くて、変な鉄道写真が出来たりするんですよね。

当然、いっぱい撮影してきた経験値や感性もあるんでしょうけど、

”無理矢理”っていうのが重要ポイントかもです。

数打っちゃぁ当たるで、

その中から良いものが出て来るもんですよ。

って思っています。

今日は偉そうなこと書きました。


あっ、そうそう”無理矢理”っていうのは、

安全な場所、立ち入り可能な場所で、

撮るっていうのが前提ですよ!

近畿日本鉄道奈良線新大宮~大和西大寺間 2024年8月10日撮影