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井川線に接岨峡温泉駅で乗車した後、

車内アナウンスで駅に着く度に、

「一番前の車両が空いておりますので、そちらもご利用ください。」

と何度も言っているので、不思議に思っていたのです。

最後尾の車両に乗り込んだので、

前方の様子がよく分かっていませんでした。

そう言えば、乗車駅で列車が入線してきた時に、

機関車の次位に随分と古い客車がくっついているなぁ~。

業務用か何かか?って、勝手に思っていたのです。

そして、今日の画像の撮影場所、

昨日のアプトいちしろ駅での小休憩時に、

撮影することができました。

普通に乗客が乗っている。

なるほど、他の客車に比べてボロボロに見えるので、

皆さん敬遠されていたんでしょうね。

そこで、帰宅後気になってので、

調べてみました。

スハフ1形の4号車。

大井川鐡道が井川線の運営を引き継ぐ前、

中部電力の専用鉄道が昭和28年(1953年)に製造した車両だそうです。

71年前の車両。

なかなか年季の入った車両です。

現在は、多客時にしか動かない車両だそうで、

これが動いているのを見られるのはとてもレアなのだそうです。

ということは、とてもラッキーなことらしい。

とはいえ一般の乗客には、

見劣り感が激しく、

ちょっと敬遠したい車両になってしまうようですね。

鉄道ファンにとっては、とても貴重な車両。

「乗っておけばよかった~。」と、今ちょっと後悔中です。

このスハフ1形は、この4と6号車が残っており、

機会があれば、

是非この車両にも乗ってみたいと思い始めています。

ここ数年いろいろなところにお邪魔していますが、

どんどん再訪したいところが増加中です。

大井川鐡道井川線アプトいちしろ 2024年12月1日撮影