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2月16日(日)に今まで聞いたことのない列車が運行されました。

「宮原操車場乗り入れミニツアー」ということで、

大阪駅⇒新大阪駅脇に広がる宮原操車場⇒塚本駅通過⇒大阪駅、

というツアー周回列車が、反時計回り運行されたのです。

それも4周。

普段この路線は回送列車が使う路線のため、

一般の乗客は乗ることのできない路線です。

その約2時間のミニ見学ということで、列車が運行されました。

その車両がまた特別。

バブルの頃に日本全国にジョイフルトレインという団体専用列車が、

日本中を駆け巡った時代がありました。

その時のジョイフルトレインの唯一の生き残り、

サロンカーなにわを使用するというのです。

最近は5両編成でしか動くことのなかった、

この車両がフル編成の7両で運行。

さらに、機関車を前後に付けたプッシュプル方式という、

これまた特別な運行方法で走るというのです。

ツアーを知ったのが遅くて、

応募し損ねてしまいましたが、

人気はすさまじかったとのこと。

撮り鉄としては、乗れないなら撮るまでです。

ということで、大阪へ出動です!

実はこのサロンカーなにわ、

引退まじかなのでは?という噂が出回っており、

それを証明するかのように、

この2月からこの車両を利用したツアーが目白押し、

この10年以上、営業列車として動くことが、

殆どなかった車両が、

急にツアー列車として、頻繁に動き出したのです。

これは怪しさ満点ですよね

という訳で、おそらくこの7両編成というサロンカーなにわが動く姿は、

最後の見納め???と感じて、

これは行かねば!と大阪へ向かったのでした。

大阪駅と新大阪をぐるぐる周るのですから、

距離が非常に短い。

大阪駅や有名撮影地は、どこも鉄道ファンでごった返すのが、

目に見えています。

そこでいろいろ思案したところ、

梅田スカイビルの空中庭園展望台からなら、

淀川を渡る列車を、

全編成入れて撮影できるやん!って考えて、

第一の本命撮影地をこちらの空中展望台としました。

ここで問題なのは、

鉄橋のトラスが、列車を邪魔すること。

こういった場合の常とう手段は、

流し撮りで撮影して、トラスをぶらして、

列車を浮かび上がらせる方法です。

ただ、流し撮りは失敗する確率も高い。

とはいえ、今回は同じ場所を列車がぐるぐる回っているので、

チャンスは何回かあります。

まぁそのうち何枚かは成功できるだろうという、

お気楽な考えで選んだのでした。

1本目は別の場所にしましたが、

2、3周目はこちら展望台から撮影して、

目論見通り、なんとか列車が止まってくれました。

ただ、撮れた画像では、どうも列車が画面全体で沈んで見えたので、

イメージに近い形に修正したのが、今日の画像です。

まぁ、いろいろ課題がある作品とはなりましたが、

なんとか完了!

東海道本線塚本~大阪間 2025年2月16日撮影