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前回の箱根登山撮影会の際に、

伊豆箱根鉄道の大雄山線のお話はさせて頂きましたが、

箱根の山を挟んで、また県をまたぐ静岡を走る同社の駿豆線は、

乗ったことなかったので、

今回初めて、駿豆線に乗車撮影してきました。

大雄山線と駿豆線は場所もバラバラなので、

同じ会社の鉄道線っていうのが不思議な感じなのですが、

元々別の鉄道会社だったのを、

買収して合体して今に至るのです。

というわけで、

撮り鉄としては訪れるからには、

撮影地を探すわけですが、

皆さんが撮影されている撮影地が皆さん一緒。

富士山をバックに走る185系踊り子号の写真ばかりがWeb上に並んでいました。

富士山が見えたら、ぜひ行きたい撮影地ではあるのですが、

お天気は気まぐれ、

富士山が見えなければ、あまり価値のある撮影地でもありません。

他に無いんかい!って突っ込みながらいろいろ探していると、

ぽつぽつと、それらしいところも見つかってきました。

富士山が見える場合は、

皆さんと同じく有名撮影地三島二日町~大場間で撮影するプランA。

もし見えなかった場合のプランBも練っておきました。

そして当日、

新幹線新富士付近から見える車窓には、

富士山の姿はありませんでした。

これはプランBだな。

ということで、今回狙うのは、

JRから乗り入れてくる特急踊り子号。

先ほどの185系は引退してしまったので、

その間際にみなさんこぞって沿線にいらっしゃったのでしょう。

その画像群が、現在Web上を賑わしているのだと思います。

今は後継のE257系が引き継いでいます。

JRの特急がローカル私鉄に乗り入れてくるのは、

結構全国的には珍しい光景です。

東京を出発する踊り子号は、

多くは伊豆急行に乗り入れて、伊豆急下田まで走ります。

こちらも私鉄線が終点です。

こちらのイメージが強いのですが、

一部の踊り子が、熱海で車両を分割して、

こちら駿豆線の修善寺まで乗り入れる列車もあるのです。

天気が悪いならば、

この踊り子号が駿豆線を走る様子を、

ぱっとわかる状態で捉えたいと考えて、

いろいろ考えた結果、

伊豆箱根駿豆線の車両と交換しているシーンが、

分かりやすいのではないかと、

考え始めました。

そこで、今回ちょうど時間のいい、

踊り子1号修善寺行きに集点を当てて、

列車が交換する場所を探しました。

列車の交換するだけではダメで、

それを奇麗にとらえることができる場所。

まず、駿豆線は全て単線なので、

交換するのは必ず駅になるので、

その交換駅を突き止めれば大丈夫。

調べると、3か所で三島行き普通列車と交換することがわかりました。

そのうち、撮影しやすい駅をグーグルマップで探してい行きます。

すると、原木駅がいい感じだということが判明。

では、撮影地はココで!ということになったのです。

あとは、列車が遅れないことを祈るばかりです。

当日、三島駅で東京方面からの列車が順調か確認。

朝少し東京方面でダイヤの乱れはあったようですが、

踊り子1号は問題なさそう。

ということで、駿豆線に乗車して原木駅にて下車しました。

駅の南側に踏切があり。

その周辺で撮影ポイントを探します。

障害物が少なく、すっきりと撮影できるポイントが、

割とすぐに見つかりました。

そしてそれほど待つこともなく、

今日のその時がやってきました。

事前に軌道線カラーの3000系の三島行き電車がやってきて、

対行列車待ちでしばらく停車します。

そうすると、駅向こうの踏切が下りて、

しばらくすると、

E257系が颯爽と走り抜けてゆきました。

これだけ正面の車両をドーンと、捉えるので、

車両の先頭のLEDヘッドマークはしっかりと捉えたいところ、

調べると1/500秒以下あれば、

LEDの文字が切れることはないというので、

走る列車を捉えるには、

ちょっと不安なシャッター速度ではあるのですが、

今回は真正面に向かってくる列車だったので、

見た目速度が遅く、車両が大きくブレることはありませんでした。

うーん、

やっぱりLEDというのは、

撮り鉄泣かせな表示器だな。

伊豆箱根鉄道駿豆線 2025年4月25日撮影