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三島駅に戻ってきました。

次の予定の列車まで時間があります。

どうしようかなぁ~。

何かめぼしい被写体はないものかと、

時刻表を見つめていると、

修善寺行の踊り子号がやって来るのを見つけました。

これはチャーンス!

というのも、この三島駅で面白いポイントがあるんです。

東海道本線の1番ホームに「くびれ」があるんです。

Webで調べていると「えぐれ」と表現しているものが多いのですが、

僕的には「くびれ」と言ったほうが、感覚的にいい!

つまり、

普通駅のホーム淵は、カーブ上にホームがない限り、

直線でできているのが普通です。

ところが、この三島駅の1番ホームの一か所が凹んでいる。

それを1枚の写真で表現してみようと、

チャレンジしました。

直線のホームの途中に「くびれ」があるのが分かりますが、

その「くびれ」に対して、

望遠レンズでぐっと前後を引き寄せて、

ホームの直線を強調して、

さらに車両が食い込むようになっている瞬間を捉えました。

これは何かというと、

特急踊り子号は、この三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り入れていきます。

その連絡線が、

構内の構造からやむを得ずホームの途中から、

駿豆線に向けて分岐しているのです。

そうなると、「くびれ」が無いと、

車両が分岐ポイントで曲がる際に、

車両の端っこがホームに激突してしまうんですね。

そこで取った対策が、

ホームを車両の動きに合わせて、凹ませてあるんです。

それが、このホームの「くびれ」の正体。

一般の方には、あまり有名ではないと思いますが、

鉄道ファンにとっては、

とても魅力的な注目すべき「くびれ」なのです。

東海道本線三島 2025年4月25日撮影