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こちらの車両は、

京阪京津線の地上区間で活躍した80型82号車です。

主に三条京阪から山科の四宮までの、

普通として活躍していた車両です。

地下鉄東西線開通に従い、

三条通を通る路面、山越え区間は廃止となり、

それによりこの80型は全車廃車となりました。

バブル全盛ならば、

数両は静態保存されていたのでしょうが、

時代は不況に入り始めたころ。

唯一なんとか1両まるまる残ったのは、この82号車だけでした。

有志で集まった保存会の皆さんが有償で、

京阪電車に錦織車庫で、

長年保存してもらっていたと伺っていましたが、

いよいよ塗装などがボロボロになったことから、

錦織車庫から撤去要請が出て、

どこかへ移動されたという話だけは聞いていました。

それが何処へ持っていかれたのかは長年謎で、

僕自身は把握していなかったのですが、

近年新聞で記事が出ていたのをきっかけに、

82号車がこちらにあることを知り、

いつか見学に行きたいと思っていたのです。

部品盗難などの懸念があって、

長年シークレットにされていたとのことですが、

近年保存会のメンバーさん達が、

若返ったと共に、

積極的に公開をされる方向に変更されたとのことでした。

というわけで、この5月17日。

2回目となる一般公開が開催され、

久々に80型が見たくて、

参加させていただいたのです。

フェンスに囲まれた敷地に入ると、

きれいに塗りなおされた80型82号車が、

パンタを上げて、前照灯も点灯されて、

展示されていました。

滞在時間はせいぜい1時間ぐらいか?と思っていましたが、

いつもお世話になっているMさんにお会いしたこともあり、

終了の16時まで居てしまいました。

この車両とは、

2006年に錦織車庫で見学させていただいて振りでしたので、

実に19年ぶりの再会でした。

この車両を見ていると、

三条通をノロノロと走っていた情景が蘇ってきます。

滋賀県高島市 2025年5月17日撮影