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夕暮れ時に秋葉原で乗り換えとなりました。

そうだ!せっかく来たので、

とある窓を覗いてみようと閃きました。

総武線ホームにある、とある窓です。

ここからご覧のような風景が見えます。

立体交差する東京上野ラインや京浜東北本線、さらに東北新幹線と、

東京の大動脈を見下ろすことができるのです。

しかも晴れの日中はビル影が出るので、

このような夕暮れ時は好都合。

太陽も沈み沿線のビルの明かりも目立ち始めました。

とはいえ、

撮影するにはちょっと明るさが頼りないので、

シャッター速度も遅めに設定。

シャッター速度を遅くすればするほど、

カメラのセンサーには光がたくさん入ります。

かといって、スローにすると動く列車はブレてしまいます。

そこの加減がなかなか微妙なところ。

この時間は列車先頭行先表示LEDも目立つので、

文字が切れないであろう1/125秒で撮ってみました。

この速度だと、列車がブレる可能性があるため、

念のため流し撮りの一種、

ズーム流し的な撮り方にしてみました。

ズームレンズを動かす速度と、列車の速度がシンクロした時しか、

列車は止まりません。

ISOの数値を上げるとシャッタ速度が速くても撮れるのですが、

ISOが高くなりすぎると、

ノイズが出て、画面がザラザラになります。

それが嫌なので、

僕はあまりISOを上げないのですよ~。

上げてもISO3200くらいまでですかね。

今回もISO3200で撮っています。

といいうわけで、

常磐線へと直通する上野東京ラインの列車がやって来ました。

列車の速度と合わせつつ、

ズームレンズを動かします。

実はこの窓、金網が張られているのですが、

カメラ位置を調整すれば、金網が写り込むのを、

かわせなくもないんですけど、

流し撮りとなると、そんな微調整はできませんが、

金網がブレるので、写り込んだとしても、

消えてくれる効果があります。

たった1枚ですが、いろいろ考えているでしょ!

そういったところが、カメラの面白さであり、

難しさなんでしょうね。

というわけで成功した、こちらの1枚。

大都会東京の風景ですね。

わずかな時間でしたが、いい感じの1枚が撮れました。

東京上野ライン東京~上野間 2025年6月16日撮影