260219-IMG_1729t 383系
一部の撮り鉄に嫌われている、

駅ホームでの撮影。

いわゆる「駅撮り」です。

最近では「S式」と言って、蔑む意味合いで言われたりもします。

僕が鉄道写真を始めたころにお手本にしたものが、

廣田尚敬先生の山と渓社の写真集「国鉄特急列車」。

今の鉄道関連書籍では、

いろいろな大人の事情により、

駅撮影での列車写真は敬遠される傾向にありますが、

この「国鉄特急列車」には、駅で撮影された、

特急列車が多数載っていました。

鉄道写真を始めたころは、

廣田先生の写真を手本にイメージを膨らませて、

鉄道写真を撮っていました。

駅での撮影も撮り方によっては、

撮影時の情景を写し取り面白いものです。

ただ、駅ばかりで撮っていると、

構図が決まってきてしまうので、

飽きてくるというのも事実です。

駅撮りを完全否定する人も時々いらっしゃいますが、

たまには駅もいいものですよ~っていうのが、

僕の気持ちです。

ちなみに今日の画像は、

駅撮りのド定番画像ですが、

ここには撮影者の意図が組み込まれています。

左端上の「名鉄百貨店」のサイン。

名鉄百貨店は2月28日で閉店となります。

ということは、もうこのサインとともに撮影できるものあとわずか。

新幹線に乗車する前にちょっと、しなの号の発着する、

10番ホームに寄ってみたところ、

383系しなのが、長野方面から到着して、

車庫へ回送待ちをしているところでした。

このしなの号も後継の385系の試作車を兼ねた第1編成が先日落成し、

この調子でいけば、

383系は淘汰されて数年後には見られなくなる光景。

10年も経てば、

なんでもないこの画像も貴重な記録に変わるのです。

鉄道写真って何気ない1枚が、

後年に貴重なものになる不思議な世界です。

東海道本線名古屋 2026年2月19日撮影